会社を辞めてからも傷病手当金はもらえるの?取得方法について

近年、職場での人間関係や業務時間が負担になり体調を悪くする方が増えています。

朝起きてから憂鬱になりながらも職場に向かう足取りはとても重いものだと思います。

職場の従業員が少なくて休むことができないという意見が多いように感じます。

寝不足になってしまうと体調を崩しやすくなるので過度な業務は避けていきたいですよね

精神的な理由で会社を退職する際に「傷病手当金」の申請が可能です。

失業保険とはどう違うのでしょうか?

目次

傷病手当金とは

在職中に業務外の事由で病気やケガをしたり、働けなくなった場合に受け取れる手当

病気や病気やケガをしてしまい仕事を休むと生活費が心配で休めないと考える方がいます。

そのような際に利用することができるが制度が「傷病手当金」です。

失業保険は退職後に働く意思と能力があるのに就職できていない場合に受け取れる手当です。

病気やケガが治った時は傷病手当金を受け取れなくなるので、失業保険の申請をする必要があります。

病気やケガでも傷病手当金は申請が可能なので、退職後に申請ができるか知らない方もいます

会社が加入している健康保険の被保険者であれば、アルバイトやパート、派遣社員の方も対象で傷病手当金の申請が可能です。

最長で1年6ヶ月もらえるのでゆっくり身体を休めることをお勧めします。

在職中の傷病手当金であれば、入社1年未満でも受給することは可能

入社して1年未満だと、会社に言いにくいですよね。

理解している会社なら問題ないですが、社風から会社に言えないという方もいると思います。

もらわないと損なので、そこははっきり言うべきです。

支給対象外について

① 業務上・通勤災害によるもの(労災保険の給付対象)

② 病気と見なされないもの(美容整形など)

③ 配偶者や家族の扶養に入っている

もしくは国民健康保険に加入している場合

失業保険だともらえる期間が数ヶ月後からだし、更には4ヶ月くらいしかもらえないから傷病手当金の申請をした方が気持ち的に楽です。

うつ病になってしまった方が退職後1ヶ月で就職してもすぐに辞めてしまったという話もよく聞きますので、

しっかりと身体を休めましょう。

休職ではなくて退職をしたい!!

会社辞めた後でももらえるのかなぁ?

大丈夫ですよ!!

ポイント 辞めた後でも傷病手当金を受け取ることが可能
毎月病院に通い、申請書を全国健康保険に送れば最長で1年6ヶ月もらえます。

辞めてから受給されるなら退職後に申請を出しに行こうかな

ちょっと待って💦

傷病手当金はいくつかの条件があります

理解をせずに会社を辞めてしまうともらえるお金がもらえなくなりますので注意してください。

傷病手当金の受給について沢山の情報サイトがありますが、難しいことが書いてありますのでしっかりと理解した上で退職をしましょう。

ここでは要約したものを記載していきます。

傷病手当金とは何かをしっかり把握することが大事

  • 傷病手当金とは何か?
  • 会社を辞めた後でももらえるのか?
  • 申請方法はどのようにするのか?
  • どのくらいの期間もらえるのか?
  • どのくらいお金がもらえるのか?

傷病手当金について知りたい情報は5つくらいでしょう。

知りたいのは受給される金額と期間、確実にもらえるように申請するにはどうするのかですよね

法改正によって変更されることがありますので情報を間違えないようにしていきましょう。

こちらの記事は2022年のものです。

傷病手当金があるのは知っているけれど、
それってどのような手当なの?

退職後でももらえるのか?

1年以上の健康保険加入者であれば可能です。

・資格を損失した日の前日までに引き続き1年以上被保険者であったこと。

・資格を損した際に傷病手当金の支給を受けていた、または受けられる状態であること。

本題へいきましょう

在職中のケガや病気で治ったら復帰する場合は条件を満たすことは容易いですが、

辞めるとなると条件をクリアするには休み方を考える必要があります。

離職した後に傷病手当金をもらう方法について

休んでいる期間の条件!!

連続して休んでいるということが重要

ポイント 連続する3日間を含む4日以上仕事に就けていないこと。
4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給される。

・休みの間に有給休暇があっても問題ありません。
・土日祝の公休が入っても大丈夫です。

ここが注意点!!

休んでいる間に給与の支払いがない点も条件に含まれますので、

会社から支払われている場合は傷病手当金の受給は認められていません。

但し、

給与が一部だけ支払わていた場合については別です。

傷病手当金から給与支払い分を減額して支給されます。

支払わていた給与が賞状手当金の金額よりも少ない時は、差額分が支給されます。

申請方法はどのようにするのか?

辞めた後ももらえる申請方法について説明をしていきます。

申請書にはいくつかの項目があります。

● 被保険者記入・・・あなたが記入する用紙

● 療養担当者記入・・・医師が記入する用紙

● 事業主記入・・・勤め先の会社側が記入

● 健康保険者番号、振込先の記入用紙

事業主記入用紙には、給料の支払日や過去3ヶ月ほどの出勤日などの記載欄がありますのでこれを会社側に記入してもらう必要があります。

確実にもらうには、辞める3日以上前から休む、最後の退職日も休むこと

出てしまうともらえない場合があるので有給を使用すると良いでしょう。

退職後に病院に行って、医師に書いてもらってから会社に提出

自分で出すことも可能です。その際は会社に書いてもらった用紙を自宅に郵送してもらうように伝えましょう。

どのくらいの期間もらえるのか?

傷病手当金が支給される期間は、令和4年1月1日より、

支給を開始した日から通算して1年6ヵ月に変わりました。

ただし、

支給を開始した日が令和2年7月1日以前の場合には、これまでどおり支給を開始した日から最長1年6ヵ月です。

どのくらいお金がもらえるのか?

傷病手当金の支給額はおおよそ給与の2/3の金額とされます。

正確には支給開始日以前の継続した12カ月間の標準報酬月額の平均額を30日で割って日給を算出し、その金額の2/3が1日当たりの支給額

支給開始前の過去12カ月の各月の標準報酬月額を平均した額)÷ 30日 × 2/3 = 傷病手当金の支給日額

身体を壊す前に退職を考えよう

会社を辞めたいけど、すぐに仕事を見つけられるか不安と感じる方は多いと思います。

家庭に悩みを抱えている。

会社の人間関係がうまくいかない。

精神的に辛い想いをしている従業員も多いです。

身体を悪化させる前に休職をするか、退職をして身体を休めるのも大事です。

身体が大事です。

それぞれ思いは違いますが鬱病になってしまい、退職後に何年も勤められないで苦しんでいる方を見てきています。

鬱病や適応障害は治りにくく、行動力がなくなってしまいます。

怖い病気の一つです。

周りも心配させてしまうから無理をしようとすると悪化してしまいますので、

うつ病になる前に今の状況から抜け出すことをおすすめします。

傷病手当は長い期間の支給がもらえますので、精神的に辛い思いをするぐらいなら会社を退職してリセットするのも悪いとは思いません。

身体や家族が一番

家族を不安に思わせながら働くことはとても辛いことです。

困っている方は一度利用してみるのも良いと思います。

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